憂鬱だ。

 私は一体、何年も前の事にいつまでとらわれるのだろう。でもそれを手放したらもう私は私ではない。それぐらい私は今目の前のことから隔てられた場所にいる。

 目の前のこと。

 最近、哲学の勉強に嵌った。

 本当はゼミの発表の準備とか、しないといけないから、私がするべきは文学研究の論文を読んだり、作品を読んだりすることのはずなのに、私はいつもなにかの現実逃避としてしか何かにのめり込めないようだ。

 大学の勉強が、三年生の半ばになって楽しいと感じるようになった。二年生の頃は本当に辞めたくて辛かった。勉強も楽しめなかった。でも今になって。

 もっと最初から楽しめていれば、あの苦痛な時間もなかったし、今ももっと進めていたのだろうと思うと、惜しいが、こればっかりは仕方ない。

 考えることも好きだし、研究も面白いと思う。でも私は、これ以上、学問の世界には入っていけないのだろう。私は結局、私の世界にしかいられない。いつも思索には自分の勝手な想像や決めつけが混じる。いつも自分の視点から離れられず、偏った見方をするし、知識もない。何より興味の移り変わりが激しい。

 これから私はどうすればいいのか分からない。

 勉強は続けたい。研究というか、自分なりに考えることもこの先も続けたい。

 然し私の人生には、現実が欠如している。

 現実……とはいえ現実は一体……どこにあるのだろう。

 いつも愚かな自分に嫌悪が湧く。その愚かさを忘れてばかりいる自分に。

By 竹環

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